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DIVERSITY SYMPOSIUM

ダイバーシティ座談会[異動戦士たちに聞く編]

シンポジウム

異動戦士たちに聞く
実際のところ、異動ってどうよ?

北は東京から南は福岡、さらに上海まで、多拠点を構えるジャスティン。
となれば、自ずと異動も出てくるわけで…。
異動って本当にネガティブなこと?それとも自分の可能性を拡げるチャンス!?
今回は、社内でも指折りの異動戦士たちに、ホンネを話してもらいました。

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異動が、人生における
ターニングポイントに。

  • 内田/今回は異動を重ねてきたメンバーに集まってもらいました。まず、これまでの経歴について聞いてみたいと思います。
    まず私は2010年、36歳の時に大阪のグループ会社・ジャスカットに異動しました。3年勤務したのち、本社に戻ったんですが、再度大阪へ。2度目は大阪営業所への異動でした。
    2年ほど大阪に単身赴任して、再び本社に戻りましたが、今度は上海へ異動するということで、足かけ15年ぐらいの転勤生活です。
  • 薦田/入社から数年は本社で営業として製紙会社を担当し、2016年の8月から岐阜営業所に異動しました。
    それ以降はずっと岐阜営業所で、もう10年目になります。
  • 内田/薦田くんの場合は、異動が人生の転機になったよね。
  • 薦田/そうですね。私は製紙のスペシャリストである当時の岐阜営業所の所長を尊敬していて、その方の背中を追って岐阜営業所に行かせていただきました。
    所長のそばで営業ノウハウを学び、自分の得意も活かしながら、この10年でようやく自分なりの営業スタイルが出来上がりつつあるかなと思っています。
    2019年には岐阜で出会った方と結婚し、翌年に子どもも産まれて…。なので岐阜に行ってなかったら、今の自分はなかったですね。
    やっぱり結婚して子どもができたことで、ちょっと人間的に成長できたのかなって思います。
  • 内田/結婚すると、心も落ち着くというのもあるよね。
  • 薦田/家族を持つと当然もっと仕事もがんばらないとって気合いが入りますね。
    赴任するとき、社長から短期・中期的には、まず現地のお客さんにしっかり対応できるようになること、長期的には所長として部下を育てていくところまでいって欲しいと言われていて、今はまさに長期的なところで頑張っています。
  • 田中/1年目は本社で上司や先輩の手伝いをしながら業務内容を覚えていって、2年目でお客さんの担当をさせていただくようになり、その年の12月に坂出営業所へ初異動になりました。
    本社時代のお客さんは設備機器メーカーやフィルムなどを製造しているメーカーが主だったんですが、坂出ではプラント関係、電力会社の火力発電所、造船関係などを担当させてもらいました。
    坂出で1年半ほど勤務したのち、2020年8月に今治営業所へ異動になりました。今治では、地場産業の造船をメインに担当し、次は松山営業所への赴任が決まっています。
  • 内田/各拠点で業種も違うし、同じ四国内ではありながら全く違う商品を扱っている、その面白味もあるよね。
  • 尾崎/私は入社から2年ほどグローバル営業部におりましたが、2020年11月に東京営業所へ異動になりました。
    ですがコロナ禍で思うような営業がなかなかできない時期が続いていて…。そんなとき、社長から「上海はどうだ?」と声かけをいただいたのですが、全く予想してなかったので本当にびっくりしました。
  • 内田/私の後を引き継いでくれたんだよね。
  • 尾崎/私からしたらレジェンドのような存在でもある近藤社長(現:株式会社和晃の社長)、内田専務の後に私でいいのかなという思いもありましたが、いい機会でもありチャンスでもあると思ったので、ぜひ行かせてほしいとお返事しました。
    本社のグローバル営業部に一度戻り、2023年の2月から上海に赴任し、現在に至ります。
    私はずっとサニタリー業界のお客様をメインで取り扱ってきました。
    日本ではお客様が違っても共通して取り扱う商品が多いのですが、上海はお客様ごとにお困りごとやご相談内容も多岐にわたり、幅広い商品を取り扱っています。
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ここまでやるかジャスティン!
Just in Justの真髄を感じる。

  • 内田/異動して感じた、入社前と後でのギャップなんかはありましたか?
  • 田中/いろんな営業所を経験して、パッキン・ガスケットだけを製造している会社じゃないんだなというのをより強く感じました。
    お客様のご要望に応えて多様な商品を提案する、本当に何でも屋さんですね。
  • 尾崎/私も入社前はパッキンやガスケットに特化した会社というイメージがありましたが、いい意味でいろんな商品を取り扱えるんだなと感じました。
  • 薦田/入社して驚いたのは、ここまでお客様の工場、ものづくりの現場に入っていくんだということですね。
    突発的な注文に迅速に対応するためには、日頃からお客様を訪問し、状況を把握しておくことが重要なんです。
    交換が必要なパッキンを自分で計測し、データを送って工場で作ってもらい、できたらすぐにお届けするという一連の流れを、特に定期修理になると30分〜1時間のスピード感でやっているんです。
    プレッシャーもありますが、急ぎ対応でお客様に納品をすると、めちゃくちゃ喜ばれるんですよ。すごく感謝していただける。それがやりがいにもつながっていますし、ここまでやるかみたいな、ジャスティンのすごさを我ながら感じています。
  • 内田/薦田くんが言うように、お客様の現場にこれだけ入っていって、ときに油にまみれながらパッキンを測るという。
    最初はこんなことまでするのかっていう驚きがありました。でも、ここまでやってこそのジャスティン(Just in Just)なんですよね。
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新天地での経験が自信につながる。
異動は成長のチャンス!

  • 内田/世間ではやはり転居を伴う異動ってネガティブに映ることが多いですけど、実際に異動してみてどうでしたか?
  • 田中/場所が変わればお客様の業種、取り扱う商材はもちろん気質もガラッと変わるので、そこに対応していくことの大変さは正直あります。
    なので決して楽とは言えませんが、逆を言えば、異動がなかったらここまでの経験はできていなかったと思います。
    いろんなお客様を担当することで、幅は間違いなく広がっていると感じます。
  • 尾崎/国が違えば文化も違いますし、特に人間関係は大きく変わるので、そこがちょっとしんどいところではあるんですが、やはり新しいことを常に吸収できるというのは異動のメリットでもあると思います。
  • 内田/みなさんネガティブなイメージはあまりないようですね。
  • 薦田/社長もキャリアパスのことを考えてくださっていますし、自分もこうなりたいっていうのを面談で話して、そのうえで成長する機会、環境を与えてもらえるのであれば、チャレンジすべきじゃないかなって思います。
    やったらやった分だけ評価をしていただけますし。
  • 尾崎/ですよね。自分のこうなりたいという将来像を明確に社長とお話する機会があって、そこに向けてのキャリアパスを考えると、必ず異動は必要にはなってくるかなと思います。
  • 内田/私にも“レジェンド”と尊敬する方がいまして、その背中を追うなかで自分のキャリアパスも明確に、先まで見えてきたっていうところもあります。
    与えられた環境で、どういう仕事で自分の足跡を残せるか。それをテーマとしてやってきたので、異動をネガティブに捉えたことはないですね。
    会社としてそういう機会を用意してくれているのもわかるので、あとは自分が全力を傾けるだけという気持ちです。
  • 田中/お客様の業界のことや製品の知識は、ネットやカタログでもある程度の勉強はできると思うんです。
    でも実際に現場を訪問し、お客様と接するなかで身につけた知識やスキルのほうが、ずっと自分の頭の中に残っていくものだと実感しています。
    なので、異動を経験していろんな業界、お客様と出会ったことが、間違いなく自分の身になっています。
  • 内田/異動してよかったこと、またつらかったことはありますか。
  • 田中/入社して初めての異動は、正直最初はしんどかったですね。
    担当するお客様の数は一気に増えたんですが、自分のスキルや製品知識がまだまだ追いついていなくて…。
    でもそこは時間が解決してくれるじゃないですけど、お客様にも教えていただき、ときにお叱りも受けながらやってきたからこそ、ここまで成長できたかなと思います。
  • 尾崎/私もあまりつらいと思ったことはないんですが、最初に東京営業所に異動したときに、これまで消耗部品の提案がメインだったのが、いきなりグループ会社と共同でいろんな設備や省人化装置を手がける案件を扱うようになったことには結構戸惑いました。
    でも新たに勉強するいい機会になりましたし、東京での経験が今の上海での仕事にも役立っています。
  • 内田/うれしかったことはどう?
  • 尾崎/東京・上海と遠いところへ行かせていただいて、仕事面でもプライベートの面でもいろんな経験をさせてもらいました。
    人との出会いも異動した分だけ増えるので、人間関係が広がりましたね。
  • 薦田/どこでも住めば都だと思っていて。赴任当時は独身だったので、むしろ一人暮らしや、いろんなところへ行けるというわくわくの方が大きかったですね。
    仕事面では、岐阜営業所で最初は主任だったのが所長になって、所長としての業務も増えたので、タイムマネジメントの大変さはありましたが、それも成長につながったかなと思います。
  • 内田/つらかったのをどう乗り切ったかという質問をしたかったんですけど、みんなポジティブだよね(笑)。
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それぞれの環境で重ねた経験が、
線となり、面となる。

  • 内田/今後、異動で得たものを生かしてどんなキャリアパスを積んでいきたいですか?
  • 田中/ジャスティンは四国中央市に本社があり、四国のお客様と非常につながり深いことを改めて感じました。
    四国中に工場や営業所を展開されているお客様もいらっしゃいます。
    すると、異動先でそれぞれの工場で作っているもの、商品知識などを知ることができ、坂出と今治で得たものが線でつながることがあるんです。
    そういうのって異動していろんな業界を見てみないとわからないことだと思います。
    それにお客様だけじゃなくて協力会社さんや競合の情報も、これまで点だったものが線でつながる瞬間がある。
    それを学べているのが非常に自分の中でも大きいですね。
    今後、異動することがあっても、これまでに得た経験や知識を活かしてがんばっていきたいです。
  • 尾崎/入社からこれまで一貫してサニタリー関係のお客様を担当させていただいて、近藤社長や内田専務のような業界のプロフェッショナルになることを目標としています。
    お客様からも、社内からも、「サニタリー関係のことは尾崎に相談すれば何でもわかる」と信頼を得られるような営業マンになっていきたいなと思います。
  • 薦田/私はずっと製紙関係のお客様を担当していて、製紙のスペシャリストであるレジェンドの元所長に教えてもらい、製紙の知識を蓄えてきました。
    今後も製紙会社に貢献していきたい。新しい課題に対して、新しい商品を提案して、売り上げを伸ばしていきたい。
    会社の将来のためにもなる。それを可能にする製紙のスペシャリストを目指しています。
  • 内田/全国に同じお困りごとを抱えているのお客様がいらっしゃるので、スペシャリストになり勝利の方程式を編み出すことができれば、場所を問わず、どこへ行っても通用するんじゃないかな。
    そういった意味では四国に縛られない営業活動にもつながっていくでしょうね。
    異動を経験し、かついろんな業種も経験すると、見える世界も変わってくるかなと思いますので、みなさんの今後の活躍が非常に楽しみですね。
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ライフイベントと自身のキャリア、
どちらもあきらめない選択を。

  • 内田/今後、異動の話があった場合、どうですか?
  • 田中/私はすでに次もほぼ確定みたいな感じで聞いてはいますので(笑)。
    とにかく今は、目の前のことを一つひとつやっていけたらなと思います。
  • 内田/薦田さんはどうですか?岐阜で10年を迎えるわけですけど。
  • 薦田/私自身、異動は全然OKなんですけど、10年前と違うのは家族ができて、子どもが生まれたので。
    奥さんには、次に異動があるとしたらこの辺りが候補かなという話はしています。
    奥さんへのプレゼンも大事ですね。異動のことも含め、普段から、自分は将来こういうふうになりたいよっていう話はするようにはしています。
  • 内田/次、異動するときはご家族一緒に?
  • 薦田/私はどちらでもいいんですが、奥さん的にはやはり一緒に行ったほうがいいという思いがあるようです。
    でも子どもが小学校に入ったらまた状況も変わってくると思うので。
  • 内田/私の持論なんですが、異動も含めての人生設計なので、ある程度、先々のことをパートナーには伝えて、家族の心の準備も進めていくことが大事かなと思いますね。
    そこにギャップがあるといけないので、私もあらかじめ話すようにしています。
  • 尾崎/私も異動に対してあまり抵抗がないので、次の話が来ても多分OKするかなと思います。
  • 内田/異動することによって立場も変わることもあるからね。
    次のステージに上がる瞬間でもあるかもしれない。では、異動の話を後輩から相談されたとき、みなさんならどんなアドバイスをしますか?
  • 田中/もしそういう相談をされる機会があったら、異動は自分のためになることのほうが多いと思うので、私は「行ってきたほうがいいんじゃない」って答える気がします。
    実際に異動してみないとわからないことがたくさんあるので、自分の経験も伝えたいですね。
  • 尾崎/現地を肌で感じてみることって大事ですよね。
    私も迷っているのであれば、行ってみたらどうかっていう話をしたいです。
  • 薦田/やっぱり自分の経験を伝えるのがいいのかなと思います。
    自分はこういうふうになりましたよと。
  • 内田/俺の実績を見ろと!
  • 薦田/そうですね(笑)。
  • 内田/本当に行ってみないとわからないし、やってみないとわからない。
    チャレンジを恐れるのはもったいないですよね。せっかくチャレンジできる場があるので、私も前向きな背中の押し方をしてあげたいなと思います。
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好奇心やチャレンジ精神に応えてくれる。
だから成長できる。

  • 内田/最後に、今後ジャスティンに入るかどうか迷っている人へのメッセージをお願いします。ぜひ熱いメッセージを!
  • 田中/ジャスティンはパッキン・ガスケットの製造販売だけではなくて、営業所単位でも取り扱う製品が全然違ってきます。
    本当に幅広くいろんなものを取り扱って販売していますので、そのなかで自分にしかできないことを確立しやすいのかなと思います。
    興味がある人は、ぜひ門戸を叩いてもらいたいです!
  • 尾崎/全く知識なく入社しましたが、研修で工場、営業の方に丁寧に教えていただき、2年目には営業として独り立ちできました。
    未経験、新卒の方でも手厚くサポートしてくれる環境が整っているので、もし「わからないからちょっとやめておこうかな」と思っている人は、入ってからいくらでも勉強できますから、ぜひチャレンジしてみてほしいですね。
  • 薦田/何にでも興味を持って、好奇心が旺盛な人は入ったほうがいいと思います。
  • 内田/おっ、言い切ったね。
  • 薦田/やりたいという社員の声に、応えてくれる会社だと思うんですよ。
    その人にちゃんと熱意があるなら。でもそのためには学ぶべきことが多いので、そこをちゃんとできて、好奇心もあって、自分で考えられる人は、すぐにでも入ったほうがいいですね(笑)。
  • 内田/ジャスティンには、いろんなことに挑戦できる土台がありますね。
    先輩方の挑戦の軌跡、成功事例もある。なのでチャレンジ精神旺盛な人は本当に向いている会社だと思います。
    どんどん全国に広げていこうというエネルギッシュな部分もあるので、その空気も感じていただいて。
    「自分がもっともっとジャスティンを広げるんだ」っていう熱意のある方のチャレンジを待っていますよ!
    異動をすると、間違いなく世界は広がります。私もそうでしたから。
    全く違う環境に身を投じることで、大きな発見や、人生観が変わるような経験をすることもある。
    それが営業としてだけではなく、人間としての豊かさにつながると思うんですよ。異動を通じて、みなさんにはぜひ人としてのレベルアップをしていってもらいたい。
    私も決して闇雲に辞令を出しているわけではなくて(笑)、受け止められる人にしかボールは投げませんから。みなさんは見事にキャッチしてくれました!